◎資格・講習内容 |
実用英語技能検定(英検)は、語学試験の中で最も有名です。 昭和38年から実施されていて、その歴史と実績に対する信頼性も非常に高いです。40年の実績がある文部科学省認定の試験であり、企業や学校での評価も非常に高く、毎年200万人以上が受験する、圧倒的な人気試験です。 |
◎試験・講習の内容は? |
<形式> □1次 ◇1級・準1級:筆記試験は客観形式(語彙・熟語・文法・読解など)と記述形式(英作文)の問題です。客観形式はマークシートです。リスニングは対話や英文を聞いて質問の答えを選ぶ形式です。 ◇2級〜5級:筆記試験はすべて客観形式です。リスニングも問題は客観形式で、対話や英文を聞いて質問の答えを選びます。 □2次 ◇1〜3級の1次試験合格者のみで、面接委員によるスピーキングテストです。 ◇面接試験の形式 ・1級:日本人とネイティブスピーカーの面接委員各1名が面接する個別面接です。5つのトピックから1つを選択し1分間考えた後、2分間英語でスピーチをして、委員の質問に英語で答えます。 ・準1級:与えられた絵についてのナレーションと英語による質問応答です。日住会話の後、4コマの絵と指示文が与えられ、1分間考えた後、2分以内で絵の説明を英語でします。その後、面接委員からの4つの質問に英語で答えます。 ・2〜3級:問題カードを使った音読・英語による質問応答です。簡単な挨拶の後、問題カードの黙読・音読をします。その後、面接委員からの5つの質問(2級は4つ)に英語で答えます。 <内容とレベル> □5級 ◇初歩的な英語を理解し、簡単な英語を聞くことと話すことができる。 ◇具体例 ・日常慣用の挨拶や必要最小限の意思伝達ができる ・絵などを見てだいたいのことが言える ・簡単な文を聞き分けられる ・簡単な文のだいたいの内容を読みとることができる ・簡単な単語や文を聞いて、書くことができる。 ◇単語数:約600語 ◇目安:中学初級程度の語学力 □4級 ◇基礎的な英語を理解し、平易な英語を聞くことと話すことができる。 ◇具体例 ・簡単な挨拶や紹介 ・短文の要点の読み取りなどができる ・辞書を使え、平易な手紙が読める ・クリスマスカードや年賀状などを英文で書ける ・句読点、大文字なども正しく使える ◇単語数:約1*300語 ◇目安:中学中級程度の語学力 □3級 ◇基本的な英語を理解し、とくに口頭で表現できる。 ◇具体例 ・挨拶や対応、道案内、人の紹介、伝言などができる ・簡単な掲示、商品説明書、手紙などが読め、簡単な掲示、手紙、日記などが書ける ◇単語数:約2*100語 ◇目安:中学卒業程度の語学力 □準2級 ◇日常生活に必要な平易な英語を理解できし、とくに口頭で表現できる ◇具体例 ・電話で簡単な用務を達することができ、簡単な通訳、説明、伝言などもできる ・新聞の報道記事、簡単なパンフレットなどが読め、簡単な説明文、手紙などが書ける ◇単語数:約3*600語 ◇目安:高校中級程度の語学力 □2級 ◇日常生活や職場に必要な英語を理解し、とくに口頭で表現できる ◇具体例 ・電話の簡単な応答ができ、簡単な通訳、説明、報告などもできる ・新聞の報道記事、説明書などを読め、簡単な説明文、手紙などが書ける ◇単語数:約5*100語 ◇目安:高校卒業程度の語学力 □準1級 ◇日常生活、社会生活に必要ない英語を理解し、とくに口頭で表現できる ◇具体例 ・一応の通訳や放送の大意理解、電話の対応、やや高度な文章の理解ができる ・新聞などから情報を的確にとらえられる ・会議などの概要を記録したり、自分の意思を書き表すこともできる ◇単語数:約7*500語 ◇目安:大学中級程度の語学力 □1級 ◇広く社会生活に必要な英語を十分に理解し、自分の意思を表現できる ◇具体例 ・通訳、電話折衝ができ、放送などの大意も伝えられ、一般文献・新聞社説など高度な文章の読解や、会議などの要旨、自分の意志を十分に書き表せる ◇単語数:約10*000〜15*000語 ◇目安:大学上級程度の語学力 |
◎試験日 |
□第1回:1次は6月中旬、2次は7月中旬 □第2回:1次は10月中旬、2次は11月中旬 □第3回:1次は1月中旬、2次は2月中旬 |
◎受験資格・受講資格は? |
制限はありません。 ※視覚・聴覚・肢体などが不自由な者には、特別措置があります。問合せは検定運営部へ |
◎受験料・講習料 |
□5級:1,400円 □4級:1,500円 □3級:2,500円 □準2級:3,600円 □2級:4,100円 □準1級:6,000円 □1級:7,500円(1次試験免除の者も同額) |
◎申込み期間 |
□第1回:4月1日〜5月中旬 □第2回:8月1日〜9月下旬 □第3回:12月1日〜下旬 |
◎試験地・講習地 |
□都道府県庁所在地を含む約230都市、400会場です。受験都市の選択は自由です。 ※各回次より異なる場合もあるのでホームページや願書で確認しましょう。 □試験会場は、願書受付後、受験票に指定して本人に通知されます。 □団体受験用の準会場と中学・高校特別会場もあります。 □1級の2次試験は、次の11都市に限定されています。 札幌、仙台、横浜、東京、新潟、名古屋、京都、大阪、広島、福岡、那覇 |
◎その他 |
受験手続 □願書は、全国有名書店で入手できますので、締切日までに郵送します。 □インターネットやコンビニで直接申し込むこともできます。 □同じ試験日に同じ会場で実施する級の中で隣接した2つの級を一緒に受験できますが、この場合は、願書は2枚必要なので注意が必要です。 難易度 □3、4、5級は、中学英語が十分理解できれば合格率は高いです。 □2級、準2級は、高校レベルの英語が十分理解できれば合格率は高いです。 □準1級・1級は、相当の英語能力が試されるので、幅広い学習が必要です。 収入・将来性 語学力のレベルを確かめられる判断基準として、入学試験や就職試験に有利です。 試験免除は? 1〜3級の1次試験に合格して2次試験で不合格になった者は、出願時に申請すれば、1次試験が1年間免除されます。 合格ラインは? □1次 ◇2〜5級:60%前後です。 ◇1級・準1級:70%前後です。 □2次 ◇1〜3級:60%前後です。 合格証書は、合格者全員に無料で交付されます。就職や入試の際に使用できる正式な合格証明書は、初回のみ無料で発行されますが、1通1*000円でいつでも発行してもらえます。 |
◎問合せ先は? |
(財)日本英語検定協会 〒162-8055 東京都新宿区横寺町55英検サービスセンター 03-3266-8311 |
◎ホームページは? |
(財)日本英語検定協会 |
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